フットボールの故郷、イングランドのプロサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」。20チームで構成されたこのリーグでは、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、トッテナムの通称「ビッグ6」を筆頭とするも、毎シーズンで大番狂わせが発生しています。そのため、世界で最も白熱した試合を目撃することが可能です。
そのような「プレミアリーグ」ですが、アジア各国では、どのチームが最も多くの人気を集めているのでしょうか。本記事では各チームでのSNSフォロワーやコメント数を参照し、多くの支持を受ける「プレミアリーグ」のチームを紹介します。
日本においては、「日本人が所属するチーム」に対する人気が顕著に表れています。そのことから、まず最初に人気チームとして挙げられるのが、リヴァプールです。現在はサッカー日本代表の遠藤航選手が所属し、2020-2022シーズンまでは南野拓実選手も在籍していました。
続いて、アーセナルが多くの日本人フォロワーを獲得しています。同じく日本代表の冨安健洋
選手が所属するこのチームですが、日本人による公式サポーターズクラブ「Arsenal Japan」もチームを後押ししています。
韓国において人気の「プレミアリーグ」チームは、圧倒的にトッテナムです。その理由は、トッテナムに所属する韓国人ストライカー、ソン・フンミン選手の活躍によります。
同選手は昨シーズンはアジア人初のプレミア得点王にも輝き、今シーズンはトッテナムのキャプテンを担っています。また、現在「プレミアリーグ」ではトッテナムが“無敗”を維持しています。そのため、サッカーに賭けられるブックメーカーで展開されるオッズを観察すると、トッテナムの勝利を予想する人が大多数を占めていることがわかります。
韓国のレジェンド選手であるパク・チソン氏が所属していたマンチェスター・ユナイテッドや、現在ゴールを量産中のファン・ヒチャン選手が所属するウルヴァーハンプトンも人気ですが、しばらくはトッテナムが支持率No. 1を保持しそうです。
自国のサッカーリーグへの熱も高い中国ですが、通称「ビッグ6」の一角を担うチェルシーが、最も人気を誇っています。その理由の1つは、元ブラジル代表であるオスカル選手の存在があるでしょう。かつてチェルシーの主力であった彼は、25歳の若さで中国スーパーリーグに上陸。現在も中国で活躍を続けています。そんな彼が所属していたことを背景に、チェルシーを応援するファンが多いようです。
元日本代表監督の西野朗氏を代表監督に招聘したように、タイもサッカーファンの多いアジアの国の1つです。
そんなタイでは、リヴァプールが最も多くの支持を受けています。そのため、タイの首都バンコクでは、今年に入りリヴァプール公式ショップが2店舗オープンしました。
さらに、昨年はリヴァプール対マンチェスター・ユナイテッドのプレシーズンマッチをタイで開催。タイとリヴァプールのこの密接な関わり合いから、同チームへのサポーターが増え続けています。
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