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今さら聞けない⁉基本ルールをご紹介!ラグビーワールドカップ2023

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1823年イギリスのラグビー校に通っていたウェブ・エリスという名の少年が、サッカーの試合中にボールを手に持って走りだした…それがラグビーのはじまりと伝えられています。その伝説の瞬間からちょうど200年経った今年2023年、フランスにてラグビーワールドカップが開幕しました。最近ではスポーツ観戦の方法もバリエーション豊富になり、オンラインでスポーツベットしながら楽しむファンも増えてきていると言われています。ここではラグビー観戦初心者のファンでもワールドカップを楽しめるように、基本情報をお伝えしていきます。一人はみんなのために、みんなは一人のためにラグビーというスポーツは、ボールの争奪、攻撃・プレーの継続、防御・ボールの再獲得から構成されています。ボールの争奪は接触プレーやスクラム、ラインアウト、キックなどで行われ、攻撃ではグラウンドの縦横のスペースの中でボールをパス、または持って走り、長短を使い分けるキックを活用して、ラックやモールなどの激しい密集プレーを行います。防御では勇気あるタックルで攻撃を阻止し、ボールの奪取を目指します。このように、攻撃の素早さと防御の激しさがラグビーの魅力とも言えます。しかし荒っぽいばかりがラグビーではありません。ラグビーで何よりも重視されるのが「One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」に象徴されるチームワークを尊ぶ精神です。自己犠牲や仲間を信頼してプレイすることも大切な要素なのです。そして試合後には、ノーサイドの精神で、敵味方分け隔てなく相手に敬意を表し、仲間を大切にするスポーツマンシップに溢れた競技なのです。基本のルールラグビーは15名、または7名からなる2つのチ一ムが、ボールを持って走り、パス、キックおよびグラウンディング(ボールを接地させること)をして得点を挙げ、より多くの得点をしたチームが勝者となる競技です。15人制でも7人制でも同じ広さのフィールドを使ってプレイしますが、7人制では人数が少ない分、コンタクトプレイが少なくなり、ボールが大きく動くダイナミックなプレイが見られます。一方、15人制ではスクラムやラインアウトなどセットプレーが重要とされ、コンタクトプレイも多くなります。それだけに様々な状況が発生するので、力が強い選手や足が速い選手など、多種多様な特性を持つ選手が必要とされます。ラグビーの試合時間は前半40分、後半40分の計80分で行われます。ハーフタイムは10分が主流ですが、ルールでは15分以内と規定されています。フランス開催1987年に開催された第一回大会から、今大会で10回目を迎えるラグビーワールドカップ男子大会。フランスにて9月8日に開幕し、10月28日までの51日間に渡って熱い戦いが繰り広げられます。フランスといえば、世界的に見てもラグビー屈指の強豪国。しかしワールドカップでの優勝経験はまだないため、自国開催となる今大会で悲願の初優勝をめざします。もちろん、フランスの他にも、前回の2019年⼤会で各プール戦の上位3位に⼊ったことで⾃動的に出場権を獲得した12チームをはじめ、合計20ヶ国が世界の頂点を目指します。日本チームは、1987年の第1回大会から連続出場しており、2019年には自国開催の第9回大会ではじめてベスト8入りを果たしました。予選プールラグビーのワールドカップでは、まず出場チーム全てをいくつかのプールに振り分け、プール内の各チームと1試合ずつ対戦する予選プールからスタートします。試合の結果ごとに「勝ち点」が与えられ、勝利が4点、引き分けが2点、敗戦が0点であり、ボーナスポイントとして4トライ以上で1点、7点差以内での敗戦で1点を獲得でき、それらの合計ポイントの上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式となっています。我らが日本チーム『ブレイブ・ブロッサムズ』は、イングランドやアルゼンチンなどをはじめとした強豪揃いの予選プールDでスタート。初戦の対チリ戦においては42‐11で勝利、白星発進を飾りましたが、続くイングランド戦では敗れるなど、その結果に一喜一憂しているファンも多いのではないでしょうか。手強い相手に勝ち抜いて前大会のベスト8より上位に躍進できるのか、期待が高まっています。

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